水曜日のシャンデリア

週の真ん中は水曜日、今日はなるべき定時で帰ろうという日です。

そう、職場のポータルははよカエルなんて場を凍りつかせるカエルが踊っています。
多分、カエルことが出来るなら早く帰れよとのはよカエルからの挑戦状かもしれない。
毎週のことながら理想と現実のギャップの中で仕事を放り出して帰ることにしますよ。
明日出来ることだけは今日やらないのですが今日やるべきことは終わらせてはいます。
明日どんだけ仕事が積み上がっているのか、そんなことは考えてはいけないことです。
考えるべきことは、晩飯は何にしようか、とか、酒は何を飲もうか、ということです。
あとは、オヘヤに戻ったら自由気ままに過ごすだけ、もう、スイッチはオフにします。

仕事に追われていると、あっという間にときは過ぎ、あっという間に定時です。
その時が来た言わんばかり帰り支度をすると、鐘と共に去りぬと事務所を後にします。

颯爽とバスに乗り込むと、通勤バスらしからぬシャンデリアに出迎えられます。

この時期、この時間なら外は十二分に明るく、シャンデリアの輝きなんて不要かな。
いや、このシャンデリアの輝きこそ、定時帰りの落ち着いた心の内を見せる輝きかも。
ただ単に照明を点けたらシャンデリアが輝いていたというのが正直なところでしょう。
外は十二分に明るいけど、内は少し暗いみたい、それが照明の明かりの明るさですね。
そう、シャンデリアの輝きは多少なりの暗さがあるということ、それだけのことです。

さぁ、今日は早く帰ってきたのでのんびり過ごし、さぁ、明日から頑張りましょうか。